機能性胃症

機能性胃症
上腹部が重い、痛い、もたれる。いろんな検査をやっても問題ないといわれた。そんな時は、機能性胃症の可能性があります。

胃や腸のはたらきは、自律神経によってコントロールされています。度重なるストレスにさらされ、自律神経のコントロールが上手くいかなくなり、上腹部(胃)の症状が出るのをまとめて、機能性胃症といいます。下腹部(大腸)の症状が出るのを過敏性腸症候群といいます。両方重複していることもあります。

ただ、機能性胃症ときちんと診断するためには、一度胃カメラで食道、胃、十二指腸に問題ないか確認しておく必要があります。機能性胃症だと思って胃カメラをせず、薬で様子を見ていたら、胃がんだったということもありえるからです。

主に、胃の動きが悪い場合や、胃の知覚神経が過敏になっていることが原因と考えられますが、ストレスなど複合的な要因も多く、治療が難しい場合もあります。色々な薬もあり、その患者さんに合った治療が必要になります。

 

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